ここでは“今年のみどころ”と題して通常行事以外の最新情報をお伝えします。
本年は御蔵の整頓時に見つかった唐笠についてです。


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■「郭巨山の唐笠」

 元来は、郭巨の人形には笠があった。 天和の頃(1681)の郭巨山の図にも、宝暦年間(1751〜)の「祇園御霊会細記」にも、郭巨は笠を冠っている図である。 勿論、天明の大火後の寛政の再建時にもこの笠が新調されていて「寄進帳」にも寛政元年(1789)のところに「御笠一」と記載されており、依然笠は用いられた。 明治以降は、雨天時にのみ用いられて使用を止めていた。 竹を網代に編み表面をうるみ色の漆塗りとし、内面を装金箔置とした径1尺8寸の巾子付の饅頭笠で真紅の紐が付けてある。 直近では、昭和57年(1982)の雨天の巡行時に笠を付けて順行したが、それ以降御蔵の片隅に隠れていたが、昨年(平成19年)25年ぶりに御蔵の整頓時に古文書類と共に日の目を見た。

平成20年7月3日 郭巨山保存会 会長 平岡 昌高

笠の外側
↑出てきたばかりで少々ホコリをかぶっています

笠の内側
↑内面は金箔で装飾されています。

◎元来、人形に笠があったことが伺える図絵と寄進帳


↑洛中洛外図に描かれた郭巨山・18世紀頃


↑山鉾由来記・18世紀頃


↑寄進帳・寛政元年