祇園祭  郭巨山公式サイト「世界遺産 京都の日本三大祭」

伝統の中心、
会所

新しくなった会所について

祇園祭においての神事などすべてが会所で行われます。これは郭巨山に限ったことではありません。山鉾を持つ町内ではあらゆる伝統の保存と継承が会所で行われます。同時にそれぞれの山鉾に関わる人たちの交流の場という大切な場所でもあります。そして7月を通して行われる祇園祭は当年のことだけでなく、未来へと繋いでいくための場所、それが会所の役割でもあります。

2022(令和4)年、郭巨山では今まで受け継がれてきた郭巨山町家の建造物としての意匠性や価値を再確認し、百年先の未来にに向けた保存建築物として増改築を行いました。

日覆い障子と
乳隠しが特徴

郭巨山の歴史と文化財

2021年、世界で最も憧れられる観光都市に選ばれた京都の神事、そして日本三大祭にも数えられる祇園祭は、 869年に始まり、約1150年の歴史を歩んできました。中でも山鉾巡行はお祭りの大切な行事として知られております。

祇園祭の山鉾巡行は「動く美術館」と呼ばれるほど絢爛豪華な懸装品で彩られます。ここでは郭巨山の歴史や御山の特徴、美しい懸装品をご紹介します。

七月の間、
止まない祇園祭

祇園祭について

祇園祭は山鉾巡行と思われておりますが、お祭りは7月1日から31日までの1ヶ月の間、様々な行事が取り行われます。

山鉾が建ち、提灯が灯り、祇園囃子も聞こえると祭りはいよいよ盛り上がります。街中が昼夜問わず豪華絢爛な家宝や屏風を展示します。伝統文化織りなす老舗や工房、神事など、特別な催しもたくさん行われます。

2022(令和4年)年、200年ぶりに復活する鷹山を後祭に加え、あわせて34基の山鉾が7月17日〈先祭〉と21日〈後祭〉に京都市内を巡行します。

千年を超える先祖からの想い

郭巨山保存会

現在の郭巨山をはじめ祇園祭の姿は、有名な洛中洛外図に描かれている姿と変わりなく受け継がれてきました。その歴史を想いを私たちから子へ、孫へと次は千年後の人々のために、国を超え、時代を超えて守り続けたいと願います。

地域で伝統を
“守る”

一町内で一山鉾を守る

郭巨山が令和の世の中まで代々受け継がれてきたということ、それは維持管理という言葉だけでは片付けられません。「一つの町内で一つの山鉾を守っていく」祇園祭だけでなく、京都の町衆に息づく伝統を「守る」という意識がそうさせているのです。
祇園祭、郭巨山に関わる皆が「守る」という言葉を胸に、今年もお祭りを未来へと受け継いでいきます。

京都が華やぐ

山鉾巡行のために
町は様相を変える

山鉾は、大きいもので高さ25mにも及びます。
「本当に通れるのか・・・」と心配になるような通りでも、変わらず巡行が行われるために、電柱など引っかからないよう町内の家々や設備なども協力してまつりを成功させます。

厄除けと
金運開運

郭巨山の粽は
金運、商売運にご利益

祇園祭では、厄除け粽が祭りに訪れた人たちに授けられます。

郭巨山では金運開運の小判のお守りが添えられ、金運、商売運にご利益があるとされています。

希望の光を灯す郭巨釜掘り

郭巨釜掘り

祇園祭は、この荒ぶる神の怒りを鎮め、悪霊を退散させることで、疫病や災いから民を守るために執り行われる神事です。
郭巨山では、古来飢えに苦しんだ時代、親か生まれたての我が子の極限の選択を迫られた後漢の人郭巨に、天から授けられた黄金一釜。一札あって「天賜孝子郭巨、官不得奪、人不得取」と記され、母子に孝養を尽くせたということから、希望の光を灯す金運、商売運のご利益があると伝えられています。

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